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「強み」は、作れる!ビジネスコンテスト出場の経験から得た想い | ユーザーインタビュー

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2019/02/27
インタビュー

「強み」は、作れる!ビジネスコンテスト出場の経験から得た想い | ユーザーインタビュー

「ビジネスコンテスト優勝したスゴイ学生がいるらしい。インタビュー、行ってこーい!」

そう言われ、内心バクバクしながらお会いしたのは、凛としてしなやかな女性。

春から、ソフトバンクグループに入社予定の椿七海さんだ。

理路整然と、でも確固とした情熱を持って質問に答えてくれるその姿からは

優秀さがひしひしと伝わって来た。

その一方で、合間にふとこぼれる柔らかな笑顔が「良かった、同年代の学生だ・・・」と私を安心させてくれる。

そんな彼女が語ってくれたのは、他でもなく、“経験することの大切さ”だった。

椿さんは、ビジネスコンテストで優勝された経験を持つとお聞きしました・・・!

大学2年生のときに、9ヶ月間のソーシャルビジネスコンテストに出場しました。

私の所属しているゼミは、ちょっと変わっているのですがゼミ生が課題だと思っているテーマを持ち寄り、プレゼンやワークなどを通し解決していく、ということをしています。

このゼミの活動の関係で、ビジネスコンテストに応募することになったんです。

今、特に都市部では、家族や地域といった、人と人との繋がりが希薄化しています。

私自身、小さい頃からあまり父親と話す機会がなく、親について知らないことを寂しく思っていました。

そのため、この「人との関係性の薄さ」に強い課題意識を持っていました。

そこでコンテストでは、「家族や恋人など、大切な人の記念日をプランニングする」というサービスを打ち立てました。

「記念日」って、人と人が繋がりますよね。そういう日をもっと活用できるのではと思ったんです。

結果としては、まず30チームの中から1次予選で、半分に絞られました。

さらに、その中から選出される6チームに入ることができました。

社会人チームと学生チームがあったのですが、学生チームの中ではトップでした。

本選を見に来てくれた起業家の一人からは、実際に出資の話を頂きました。

コンテストから、どのようなことを学びましたか?

何かを実現しようとするとき、それを言い続けることの大切さです。

もちろん、挑戦しようとする中で、誰か否定をする人が出てくると思います。

でも、どこかで救ってくれる人も必ずいるんです。

ビジネスコンテストでは、自分の共有したいビジョンを貫き通せなくなりそうなときもありました。チームについてくれたメンターに否定されることもありました。

それでも、賛同してくれる誰かが必ずいたので、実現しました。

何か達成したいと思ったことがあれば、諦めずに言い続ける力が必要だと思います。

コンテストでみつかった課題などはありましたか?

数字の部分の弱さに気づきました。一緒に参加していた社会人チームは、やはり収支計画の立て方といった経理の部分が強く、そこに能力の差を感じたんです。

会社に入り、もっと数字の部分について学びたいと思うようになりました。

内定先のソフトバンクに決めたきっかけや理由を伺いたいです。

3年の秋、ソフトバンクの1週間の地方創生に出会い、入社を決めました。

理由としてはまず、挑戦できる環境があることです。

新規事業を創造するプログラムなどが充実していて、かつ組織が大きくリソースもあるから、何かしようとしたときに、それを達成しやすい環境だと思います。

また、「情報革命で人々を幸せに」という理念の元、ソフトバンクにはいろんな人材が集まっています。

多様性があり、強い意思を持つ人たちをマネジメントするのは、難しそうだけれど、面白そう。

そう感じたことが、決めるきっかけになりました。

椿さんは、大学生活を通して、さまざまな経験を重ね、それを糧にされています。
その一方で、成功体験や自分の強みがみつからない・・・!という学生が多くいます。

成功体験や強みは、見つけるのではなく「作る」ものだと思っています。

今、特に自信が持てる強みがないなと不安に感じるのなら自分から強みを作るための行動を起こす、という思考の転換をしてほしいです。

まず、得意不得意に関係なく、いろいろな経験をしてみる。

その中で「ここは得意だな」とか、「ここを自分の強みにしたいな」と思うところが見つかってくると思うんです。

それが見つかったら、その強みをさらに磨くための経験を重ねて欲しいです。

私自信も、自分のやりたいことを堂々と言るようになったのはビジネスコンテストで、質問されることにためらわずに言うという経験をしたお陰で。

またゼミでも、自分がしたいこと思ったことを自由にやらせてくれました。

その中で得意なこと不得意なこと分かり、得意なことを極めて、成功体験が積めた。

もちろん、その中で挫折もありましたが・・・

経験をしてこそ、語ることができるようになると感じています。

ビジネスコンテストやインターンなどに参加したり、積極的に動く生徒に対して“意識高い系”とカテゴライズする風潮がありますよね。

そうですよね、でも、そうやって変にカテゴライズする必要はないと思います。

私自身の中にも、「意識高い系の自分」と「そうでない自分」の二人がいるって思っています。

サークルの活動で、友達とわいわい楽しんでいるときは、いわゆる“フツーの大学生”をしている自分。

一方で、ゼミで、志高い目標を持つ仲間たちとともにいるときは、“意識高く課題に取り組む大学生”の自分。

どちらもいますし、どちらもいていいと思っています。

身を置く環境によって、自分を切り替えてもいい、ということですね。

はい。そうやって、二軸の環境に身を置き、二つの自分を持つ力を、
学生の内に身につけることはすごく大切だと感じます。

というのも、社会人になってからも、そうした力が必要になると思うからです。

会社では、上司からの指示や、与えられた仕事を必死で頑張らなければいけないのはもちろんです。

一方で、その中でも、自分自身の「やり遂げたい」と思うことは絶対にみんな持ち続けると思うんです。

そのときに、2つの軸で物事を考える力を使うことで、日々の業務をこなしつつ、自分のビジョンも目指し続けることができるのではないでしょうか。

そして大学生活では、どういう働き方をして、どんなことを達成したいかというビジョンの部分を追求してほしいです。

ビジネスコンテストやインターン=意識高い系。

まだまだ、そんなイメージを抱く学生も少なくないのでは。

大学生だもの。ばか騒ぎして、わいわい楽しく過ごす時間がもちろんあってもいい。

でもたまには志高い仲間に囲まれて、社会のこと、将来のことを真剣に話し合ってみるのだって悪くない。

そこから何かアクションが生まれるかもしれない。

そのアクションが、きっとあなたの強みになってくれる。

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