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大手?ベンチャー? そんなの気にしない。“なりたい者”に、私はなる!

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2018/12/10
インタビュー

「この前、スペインまで聖地巡礼に行って来たんだ〜」

と、まるでふらっとディズニーランドにでも行って来たかのように話す彼女。

「ええっ、あのサンティアゴ・デ・コンポステーラに!?」と驚くライター・コットン。
(こんなワードをぽろっと言う私も私・・・?)

聖地巡礼とは、ヨーロッパの各地からキリスト教の聖地「サンティアゴ・デ・コンポステーラ」を目指しひたすら歩く旅のこと。500kmの道のりを19日かけて制覇した彼女こそが、今回インタビューをする内田ひかるさんだ。

来年からは、大手航空会社でキャビンアテンダント(以下、CA)として働くことが決まっている。

そんな、キラキラキャリア女子のように思える彼女も、就活生が一度は悩むであろう
「大手orベンチャー?」問題で悩んだ一人だ。

「最後は、より心が動いた方で選んだ」と語る内田さん。
大手からベンチャー、総合職から一般職まで幅広く見た就職活動の中で、最終的な選択に至るまでについて聞いた。

ーーーまずBEYOND CAFE(以下、BC)を使い始めたきっかけを、教えてください!

OB/OGや社会人に出会えるアプリで、BCの社員さん、三浦周さんを見つけたのがきっかけです。ちょうど面接解禁の6月を目前に控えて、不安になっていた時期でしたね。自己分析について相談に乗ってもらいたくて、渋谷まで会いに行きました。

ーーー使ってみて、どうでしたか?

本当に来てよかったです。
何度も面談を重ねてもらう中で、自己分析だけでなく、他己分析されることの大切さを実感しました。

「ひかるは〜な性格だね。〜な考えを持っているね」

と、三浦さんから客観的に言われることで、自分についての理解が深まっていきました。
またその指摘が的確だったので、BCに対する信頼度がだんだん上がっていきました。

ーーー面談を繰り返す中で、気づいたことは?

本当にやりたいことと、進まなければいけないと思っている方向が乖離していたことに気づきました。

ーーーというと、具体的に・・・?

自分のやりたいことではなく、

「このルートに進まなければいけない」

っていう、固定概念みたいなのが強くあったんです。
自分の周りがそうだったのもありますが、皆が知っている大手企業とか、総合職に進まなければいけないという思い込みがありました。

ベンチャー企業に対しても、あまり良いイメージを持っていませんでした。

「どうせベンチャーでしょ?」って・・・(笑)

でも、いざBCに紹介してもらったべンチャー企業を見てみると、本当に自分の興味関心やしたいこととマッチしていたんです。実際にその企業の選考に応募して、社員さんや代表の方とも面接をしたのですが、しっかりと時間をかけて話をして向き合ってくれました。

BCでの面談やその企業との面接の中で、自分のやりたい目標や軸などがだんだん明確になっていきましたね。
結局、その紹介されたマーケティング会社から、内定を頂きました。

ーーーそれでも、その内定は辞退し、CAとしての道に進むことを決められたのですね。

はい。そのマーケティング会社の内定を頂いたあとに、CAの内定も頂きました。

正直、安定やキャリアアップなどを理性的に考えたら、前者の会社に就職する方がよかったのかもしれないです。

でも、内定の連絡を貰ったときの嬉しさが、後者のときの方が大きかったんです。
憧れはあったんですが、まさかなれるとは思わなくて!

実はCAの受験をしてる間、そのことを周囲にあまり言っていませんでした。
やっぱり、総合職の方がいいんじゃない?とか、その大学を出てまでCAに?とか、周りからの偏見や固定概念があったからです。

でも、そもそも職業に、良い悪い、なんてないよな〜って思いました。
幅広く業界を見たことで、どんな仕事にも優劣をつけることはできないってことに気づいたんです。

だから最後は、自分の直感に従って選択しました。

ーーー「直感」で選んだことに不安はありますか?

もちろん、あります。
でも、直感で選んでよかったと思います!

今、達成したい目標みたいなのはあるのですが、具体的なアイデアがない状態なんです。
そのことを信頼できる先輩に話してみたら

「アイデアがないなら、色んな国に行ってからでいい。
色んな場所を見ていくことで、新しいアイデアが生まれてくるんじゃないか。」

そうやってアドバイスをしてくれたんです。
だから、まず多くの国内外を訪れて、様々な現場を目で見てみようと思いました。
それから本当に自分のやりたいことを突き詰めるのでも、いいのではないでしょうか。

また、やりたいことを今すぐ「仕事」でしなくても、仕事でアイデアを集めて、空いている時間で実行することもありだなあと思っています。

いろいろな方法があると思うので、生涯を通して実現できたらいいな〜って!

ーーー具体的な「目標」について伺いたいです。

海外で起こっている、様々な出来事を伝えて行けたらいいなと思っています。
その国のステレオタイプを破るような、知られざる魅力や文化を伝えたいです。
そうすることで、紛争や、難民といった、世界中で起こっている問題について考えるきっかけを作れたらいいなと。

日本に住んでいると、海外での出来事は対岸の火事。でも、当事者意識を持ってもらい、行動を起こす人を増やしていきたいです。

こう考えるようになったのは、子どもの頃に、タイや中国など、海外に滞在していた経験が大きく影響しているのかもしれません。

ーーーところで、BCは人材紹介会社です。紹介した企業へ就職してくれる方が、弊社としては嬉しいなあと思うのですが・・・!(笑)

そうなんですよね。(笑)
私も、BCが紹介してくれた会社を辞退し、CAの道に進むことに罪悪感がありました。
でも、BCの周さんも、紹介先の企業の方も、私の決断を尊重してくれたんです。

「思い悩んで選んだ道だから、いいじゃん!!」

と、応援してくれました。

だから実は私、BCのこと最後の最後まで、人材紹介会社だと思わなかったんですよ。

ーーーえっ??

「自己分析こんなに手伝ってくれて、この会社どう成り立ってんだろう〜?」

って不思議に思っていました(笑)
後々になって、人材会社だということを知らされてびっくりしました。

それくらい、斡旋先の会社を押しつけられることが無かったんです。会社紹介というよりも、学生と並走して、“やりたいこと”に向き合ってくれる場所なんだと思います。

ーーー様々な人の意見を聞くことで、自分の本当にしたいことが見えなくなってしまうのでは、という不安はありませんでしたか?

確かに、その心配はありますよね。
それでも、人の意見は聞くもんだな、って思いました。
大手を勧められたとしても、ベンチャーを勧められたとしても、面接を受けるのも最後に決めるのも自分自身です。
そして、本当に自分がいいと思うものは直感で分かると実感しました。

だから、心配せずに、いろんな意見に耳を傾けて欲しいと思います。
誰かに相談したり、BCのような場所に来ることに対し、ハードルを上げなくても大丈夫だよ、と伝えたいです。

「直感に素直に、やりたいことをしてほしい」
という力強いメッセージをくれた内田さん。
これは、他の誰よりもライターのコットンに響きまくった。
周囲の目や評価を気にして、自分の就きたい職業に前向きになれず、迷いに迷っていたためだ。
それでも、自分の信念に突き進むひかるさんの姿を見て、勇気づけられた。
気づけば私も、目標に向かって歩き出していた。

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